以前メインブロブで
を書きましたが、この「音楽考察ブログ」を単独化したので「加筆訂正(フォント斜体部分)」した上での「再掲」をしてみます。
「中島みゆき」「ユーミン」「ドリカム」「aiko」を例に挙げて「独自音楽性」を再考察してみた
世の中には様々な「音楽」があふれています。
その中でも「個人的」に「独特な特徴」を持った日本のアーティストについて「独自視点」から考察しみます。
「中島みゆき」
多岐にわたるテーマを取り上げた楽曲が多数ありますが、その中での「一貫性」として「真実を本音で表現する」というのが秘められていると感じています。一見して「理想」とも捉えられがちですが「本心ではこうあって欲しい」という内容と「理想はそうだろうけど現実はこうなんだよ」という「相反」する楽曲もあったりします。
この「一見バラバラに見えるけれど一貫性のあるスタイル」こそが「中島みゆき」なのではないでしょうか。そしてそれを支える「編曲者」と「バックミュージシャン」の方々にも注目です。意外な繋がり(共通点)を感じるのが「ファイト!」のイントロの手法が「五輪真弓」の「恋人よ」のように「スメタナ」の「我が祖国」より「モルダウ」からの影響を感じさせる「順番に音を重ねていくことによるドラマチック効果の演出」ですかね。
注目すべきアルバムとして「おかえりなさい」という「提供曲の自己カヴァーアルバム」がありますが、このアルバムにおける「参加ミュージシャン」の凄さ(特にスタジオミュージシャンに明るい方には理解していただけるはず)には「中島みゆきの偉大さ」が現れています。
そしてメインで編曲を手がけた「鈴木茂」と「後藤次利」は「提供時のアレンジ(雰囲気)」を壊さないように細心の注意を払いつつ「中島みゆき」の歌唱スタイルにタリピツな編曲に仕上げているのも必聴です!
「ユーミン(荒井由美・松任谷由美)」
一言で表現するなら「美大出身という側面から"歌詞"のみならず"メロディーライン"や"コード進行"からも情景描写が見える」という点ですね。
そして「既成概念」にとらわれず、常に「新しいステージ(ライブ)形態」や「最新技術」を取り入れて「変化することを恐れない」という姿勢にも共感します。
「ドリカム(DREAMS COME TRUE(ドリームズ・カム・トゥルー))」
キャッチーな歌詞とキャッチーなメロディーラインながら、超絶技巧とも言える「メロディーライン上で日本語の単語を不自然に分割する」という独特な手法を使ってインパクトを与えています。これによって「キャッチーがキャッチーを超えて強く印象に残る」という現象が起こるのではと受け取っています。
この手法は今となっては「当たり前」とも感じられそうですが、この手法を日本の歌謡界に導入したのは「ドリカム」が最初ではなかったかと記憶しています。
「aiko」
「歌謡界の革命児」と言っても過言ではないでしょう。「フォークソング」から「ニューミュージック」を超えた手法で、日本の歌謡界に「ジャズ的"ブルーノート"と"コード進行(並行下降進行・平衡上昇進行含む)"と"期待を裏切る意外性の高い転調(擬似転調含む)"を取り入れた先駆者」と言えると思います。
そしてその技巧の中で「本音の女心(語弊があったらごめんなさい)」を歌い上げているのには「女性ファン」のみならず「男性ファン」のハートも鷲掴みにしています。
「ドリカム」同様にこの手法も日本歌謡界にこの手法を取り入れた先駆者と言って過言ではないでしょう。
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以上「独自視点」からの「考察」でしたが、正直な話をすると「こんな事をチェック?していないで普通に楽しく聴きたい」のですけどね。